[素の自分を好きになってほしい」は正しい?婚活でまず変えるべき“第一印象”の考え方
「素の自分を好きになってほしいから、お見合いや初対面で着飾るのは嫌」
「無理をして作った自分で選ばれても意味がない」
そう考えている方も多いのではないでしょうか。
その気持ち、とてもよくわかります。
誠実で、嘘のない姿勢ですし、長い結婚生活を考えたときには「素の自分を受け入れてもらえるかどうか」は確かに重要です。
しかし、婚活の現場で多くの男女を見てきて、はっきり言えることがあります。
"素の自分を好きになってもらう前に、まず“会ってもらえる自分”になる必要があるという事です。
第一印象は「中身を見るための入り口」
婚活では、最初から相手の内面をじっくり知ってもらえる関係性はほとんどありません。お見合い、婚活パーティー、初デート。
その多くは、短時間で判断される場です。
心理学では「初頭効果」と呼ばれるものがあり、人は出会って数秒〜数分で相手の印象をほぼ決めてしまうと言われています。
服装、髪型、表情、姿勢、話し方。
これらはすべて、言葉を交わす前から相手に伝わっています。
ここで誤解してほしくないのは、
「着飾る=嘘をつく」
「無理をする=自分を偽る」
というわけではない、ということです。
第一印象を整えることは、相手に中身を見てもらうための最低限のマナーです
「素の自分」と「何もしない自分」は違う「ありのままでいたい」という言葉は、とても聞こえがいいですが、婚活においては注意が必要です。
なぜなら、多くの人が無意識のうちに「何も準備しない自分」「気を使わない自分」を「素の自分」だと思い込んでいるからです。
・清潔感を意識しない
・サイズの合っていない服を着る
・髪型や肌の手入れをしない
・笑顔が少ない
これらは「素」ではなく、ただ手をかけていない状態です。
結婚生活では、確かにリラックスした自分でいられる相手が大切です。
でも、初対面からその状態を求めるのは、相手に対して少し甘えすぎです。
第一印象を整えることは「相手への思いやり」
婚活で第一印象を意識することは、「自分を良く見せたいから」だけではありません。「あなたと会うこの時間を大切に思っています」
「あなたに不快な思いをさせたくありません」という相手への思いやりでもあります。
逆の立場で考えてみてください。
明らかに準備不足な服装、無表情、やる気が感じられない態度。
その人が「中身はいい人」だったとしても、「もっとちゃんとしてきてほしかったな」と感じてしまいませんか?
それと同じことが、あなたにも起きている可能性があるのです。
着飾ることは「演じる」ことではない
婚活で大切なのは、モデルのように完璧になることではありません。流行を追いすぎる必要も、高価なブランドを身につける必要もありません。
必要なのは、
・清潔感
・年齢や場に合った服装
・相手に安心感を与える雰囲気
これだけです。
つまり、「今の自分を、相手に伝わりやすい形に整える」ということ。
これは演技でも偽りでもありません。
むしろ、自分の魅力を正しく届けるための工夫です。
第一印象が変わると、婚活は驚くほど楽になる
実際、第一印象を意識し始めただけで
・お見合い成立率が上がった
・2回目のデートにつながりやすくなった
・相手から「話しやすい」「安心感がある」と言われるようになった
という人はとても多いです。
すると、不思議なことに
「無理をしている感じ」ではなく「自分に自信が持てる状態」になっていきます。
自信がある人は、自然体でいられます。
つまり、第一印象を整えることは、結果的に“素の自分”に近づくことでもあるのです。
素の自分を好きになってもらうために、まず一歩だけ変えよう
「素の自分を好きになってほしい」
その想い自体は、間違っていません。
ただし、その前に「素の自分を知ってもらえるスタートラインに立てているか」を一度見直してみてください。
第一印象はゴールではありません。
あくまでスタートです。
そのスタートラインに立つための準備をすることは、決して自分を偽ることではなく、幸せな結婚に近づくための現実的な選択です。
婚活がうまくいかないと感じているなら、まずはマインドを少しだけ変えてみましょう。
「ありのまま」ではなく、「伝わる自分」を意識するところから。
そこから、本当のご縁は始まっていきます。
あなたの婚活を応援しています。

2025年12月21日 11:10
